半月板損傷はなぜ、痛みが戻ってしまうのか?

前々回、そして前回と、半月板損傷の「痛みの真の原因は筋肉の過緊張にある」こと、そして一般的な医療機関で行われる治療法について解説しました。

もしあなたが、

  • 「痛みが引いたと思って運動を再開したら、またすぐに膝が痛み出した」
  • 「注射や湿布で一時的に楽になったけど、すぐに元に戻ってしまう」

といった経験をお持ちなら、それはあなただけではありません。半月板損傷の痛みは非常に再発しやすいという特徴があるのです。

今回は、この厄介な「痛みの再発」がなぜ起こってしまうのか、その根本的なメカニズムを解説し、私たちが提唱する根本治療の重要性をお伝えします

痛みが戻る悪循環 従来の治療法の限界

半月板損傷の治療において、なぜ「安静・湿布・痛み止め」といった従来の保存療法だけでは、根本的な解決に至りにくいのでしょうか?

① 薬と湿布は「対症療法」に過ぎない

病院で処方される痛み止めや湿布は、「炎症」や「痛み」といった結果として出ている症状を抑えるための対症療法です。

例えるなら、火事(痛み)が起きているのに、火災報知機(痛みを感じる神経)の電池を抜いているのと同じです。

前回お話しした通り、痛みの本当の原因は「膝を守るために硬く緊張した周囲の筋肉」です。薬や湿布が、その硬くなった筋肉そのものを直接、優しく緩めてくれるわけではありません。効果が切れたり、膝に再び負担がかかると、原因が残っているためすぐに痛みが再燃してしまいます。

② 「安静」にしすぎることの落とし穴

「痛いから安静にする」のは一見正しそうですが、長期的な安静はかえって膝の状態を悪化させる一因になります。

安静にしすぎると…

  • 筋肉がさらに硬くなる  緊張した筋肉を動かさないことで、血流が悪化し、筋肉の柔軟性が失われます。
  • 関節の動きが悪くなる  膝関節の動きが制限され、関節周辺の癒着が起こりやすくなります。
  • 自己治癒力が低下する  血流の悪化は、損傷部位へ必要な栄養や酸素が届かず、老廃物が溜まりやすい状態を作り出すため、本来持っている体の治癒能力が発揮されません。

「安静にしていたのに良くならない」と感じるのは、この悪循環に陥っている可能性があるからです。

③ 痛い状態での「筋力トレーニング」のリスク

リハビリとして筋力トレーニングが推奨されることがありますが、筋肉がガチガチに緊張し、痛みが強い時期に無理なトレーニングを行うと、さらに以下の悪循環を引き起こします。

  • 筋肉の緊張が増す  痛みをこらえてトレーニングを行うと、体が防御反応でさらに筋肉を硬くしてしまいます。
  • 半月板への負担が増す  硬い筋肉は膝関節への柔軟な負荷吸収を妨げ、かえって半月板や軟骨に大きな負担をかけ、症状を悪化させるリスクがあるのです。

【再発の真実】痛みが戻るメカニズム

半月板損傷の痛みが再発するプロセスは、以下のような悪循環で起こります。

  1.  半月板損傷 → 膝の不安定化
  2. (原因) 身体が防御 → 周囲の筋肉(太もも裏など)が過剰に緊張して硬くなる
  3. (結果) 硬い筋肉が神経を刺激 → 強い痛みが発生
  4. (対処) 湿布・痛み止め → 一時的に痛みが消える
  5. (再発) 筋肉の緊張(原因)は残ったまま → 日常生活や運動で膝に大きな負担がかかる
  6. (悪化) 膝のバランスが崩れ、再度炎症が発生し、痛みが戻る
解決のカギ:根本原因へのアプローチ

この再発のサイクルを断ち切るには、一時的な痛みだけを抑えるのではなく、「筋肉の過緊張」という根本原因そのものを解消する治療が必要です。

半月板損傷の痛みに対する治療は、以下の順番で行うことが理想的です。

  1. 硬くなった筋肉を優しく徹底的に緩める(←ここが最重要!)
  2. 関節の動きを正常に戻し、自己治癒力を最大限に引き出す
  3. 痛みのない状態で、再発を防ぐための体幹やバランスを整える

従来の治療法ではこの最初の「優しく緩める」部分が不足しがちです。

    手術なしで根本改善へ導く「ゆらし療法」の必要性

    私たち、だいゆうどう鍼灸院・接骨院が提供する「ゆらし療法」は、まさにこの再発の悪循環を断ち切るために、根本原因である「筋肉の過緊張」に特化してアプローチする独自の施術です。

    強く揉んだり、ボキボキ鳴らしたりするような刺激は一切行いません。

    優しい刺激で筋肉の緊張を脳に伝達し、体に備わっている自然な防御反応を解除することで、硬くなった筋肉を内側から緩めていきます。

    筋肉が緩むと、血行が促進され、自己治癒力が最大限に高まります。これにより、あなたの体が自力で治ろうとする力を取り戻し、痛みの根本からの改善再発しにくい体へと変化していくのです。

    重要なポイント

    • 半月板損傷の痛みが再発しやすいのは、従来の治療法が「筋肉の過緊張」という真の原因に届いていないからです。
    • 痛みから解放され、再発の不安なく日常生活やスポーツを楽しみたいのであれば、「根本原因を優しく、徹底的に解消する」ことが遠回りなようで一番の近道となります。

    次回予告

    次回の第4回では、いよいよ半月板損傷を改善に導く「ゆらし療法」のメカニズムというテーマで、当院のゆらし療法が具体的にどのように痛みの根本にアプローチし、あなたを改善へと導くのかを詳しく解説します。

    ぜひ、最後の記事もご覧ください!

    注:本記事は半月板損傷の改善を保証するものではありません。また、標準医療を否定するもでもありません。先ずは専門医にご相談ください。

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