妊娠中の痛み

出産するまで我慢する必要はないんです…

妊娠中の痛みとは…

妊娠中に生じる痛みには様々なものがありますが、当院でみることのできる痛みは骨盤が原因の痛みです。

骨盤が原因の痛みとは具体的に言うと、

・お尻の痛み、尾てい骨の痛み
・股関節の痛み
・膝や足首の痛み
・恥骨部の痛み
・腰痛
・背中や首の痛み
・頭痛

などです。

なんで痛いの?

妊娠すると出産に向けて骨盤が開くようにリラキシンと言うホルモンが靭帯を緩めます。

現代の女性は、もともと骨盤まわりの筋肉が弱いためリラキシンの作用で骨盤が開いていくと、必要以上に開いてしまったり、必要のない方向に歪みが生じてしまうことがわかっています。

悩んでいる女性

江戸時代の人と比べたら、現代の人の歩く距離はとても短い!雑巾がけや和式トイレ、洗濯、火をおこす、薪割りをこなしていた昔の人は日常から足腰を鍛える環境にあったんだね!

骨盤が歪むとそれにともない仙骨の傾きが変わり、尾骨が後ろに飛び出たような形になることがあります。そのため、靭帯や、神経、筋肉を圧迫してお尻や尾てい骨が痛いと言うことが起きます。

また、骨盤と太ももの骨は股関節をつくるため、骨盤が歪むと股関節もゆがむことになり動きにくさが生じたり、痛みが出ることがあります。

ひらめいた女性

股関節も歪んで、それをかばって他の場所も傷んだりするんじゃないの?

その通り!

骨盤は足と背骨をつなぐ中間地点なので、骨盤が歪んでしまうと膝や足首にも痛みが出たり、腰や背中、頭痛が起きることもあるです。

また、

妊娠すると恥骨結合も緩んでくるのですが、骨盤が歪むと許容範囲を超えて伸ばされちゃうから痛くなったり、恥骨同士がぶつかる方向に動いてしまうので痛みがでることがあります。

もちろん、ここに書かれた以外の理由で痛みが出ることもあるので、専門の治療所で身体を診てもらって下さいね。

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