第3回 スポーツマンが秋バテで陥る『隠れ疲労』と
超回復を促す!物理療法を活用した施術
10月に入り、運動しやすい気候になり、本格的なスポーツシーズンを迎えていますね。練習や試合に熱が入る時期ですが、「身体が重い」「いつものキレがない」と感じていませんか?
それは、秋バテによる「隠れ疲労」が原因かもしれません。
観測史上最高の猛暑を乗り越えた身体は、想像以上にダメージが蓄積しており、10月の急な寒暖差によって「回復力」が著しく低下しています。
この回復力の低下こそが、パフォーマンスの低下だけでなく、肉離れや捻挫といった怪我のリスクを急激に高める最大の落とし穴です。
今回のブログ記事では、スポーツに励む皆様へ、疲労を早期に断ち切り、万全の状態でシーズンを乗り切るための「超回復施術」を、だいゆうどう鍼灸院・接骨院の視点からご紹介します。
隠れ疲労のメカニズム 回復力低下が招く怪我のリスク
疲労の正体
運動後の疲労は、単に筋肉が疲れているだけでなく、細胞の微細な損傷や炎症、そして自律神経の乱れが深く関わっています。
秋バテによる加速
- 自律神経の乱れ 寒暖差による自律神経の疲弊は、血流を悪化させ、筋肉に溜まった疲労物質や炎症物質の除去を遅らせます。
- 細胞の修復遅延 疲労が翌日に持ち越されることで、練習中に疲労困憊の状態が続き、筋肉や関節が柔軟性を失いやすくなります。
怪我のリスク増大
回復が追いつかない状態で負荷をかけると、筋肉が硬直し、肉離れ、捻挫、腱断裂といった外傷性の怪我を引き起こしやすくなります。特に当院が得意とする肉離れやオスグッドなどは、この慢性的な疲労が引き金となるケースが少なくありません。
超回復を促す!物理療法を活用した施術
だいゆうどう鍼灸院・接骨院は、「1回でも少ない回数で回復していただく」ことを基本コンセプトに、物理療法機器を積極的に活用し、細胞レベルでの早期回復をサポートします。
損傷細胞の修復を加速する「超音波」
- 仕組み: オリンピック選手も使用するこの機器は、体の深部へ温熱と微細振動を届けます。
- 効果: 傷んだ細胞の活性化と修復力を高めることで、痛みや腫れの回復を早めます。特に、肉離れや打撲など、急性の怪我の試合直前の回復に圧倒的な効果を発揮します。
鎮痛と鎮静に効果を発揮する「ハイボルテージ・微弱電流」
- ハイボルテージ(高電圧) 高い鎮痛効果を誇り、急性の痛みを迅速に抑えます。超音波と複合して使用することで、相乗効果を発揮し、早期の回復を強力にサポートします。
- 微弱電流 ほとんど刺激を感じない程度の極めて弱い電流で、細胞の修復に必要なATP(エネルギー)の生成を助け、自然治癒力を高めます。疲労回復や炎症の鎮静に優れており、隠れ疲労の解消に最適です。
BSPモデルで全身を整える!パフォーマンス向上のための多角的アプローチ
スポーツマンの不調は、単なる筋肉の問題だけでなく、「心」と「社会」的な要因が絡み合っています。当院は、BSP(生物・心理・社会)モデルに基づき、全身のバランスを整える施術でコンディショニングを行います。
- B(生物学的側面:Biological)へのアプローチ: 物理療法に加え、「全身調整」で関節や筋肉の過緊張を解除し、運動可動域と体の連動性を改善します。
- P(心理的側面:Psychological)へのアプローチ: 秋バテによる自律神経の乱れは、集中力低下や不安感につながります。鍼灸を用いて自律神経を整えるツボを刺激することで、心の落ち着きを取り戻し、試合前の集中力を高めます。
- S(社会的側面:Social)へのアプローチ: 練習量、休養、栄養状態などをヒアリングし、競技特性に応じた生活習慣のアドバイスを行います。
この多面的なアプローチこそが、短期間で根本から不調を改善し、高いレベルでのパフォーマンス維持を可能にする秘訣です。
疲労をリセットして最高の秋に
- 「疲労は翌日に持ち越さない」。これが、怪我なくスポーツの秋を最高に楽しむための鉄則です。
- 肉離れやオスグッドなど、長引く症状はもちろん、なんだか調子が悪いという隠れ疲労も、私たちにご相談ください。
- 超音波やハイボルテージなどの物理療法機器と、全身のバランスを整える全身調整を組み合わせた施術で、あなたの身体を短期間でベストな状態へ導きます。
次回の予告
第4回は「秋バテ卒業と再発防止」です。
秋バテを繰り返さないための「身体づくり」と、当院が提供する継続的な健康サポート体制についてご紹介します。
どうぞお楽しみに!