なぜ2月から?早めの準備が春の快適さを決める

まだ寒さが厳しい日が続きますが、暦の上ではもうすぐ立春。この時期になると、私たちの生活に少しずつ忍び寄ってくるのが「花粉」の影です。早い方では、2月の上旬から鼻のムズムズや目のかゆみを感じ始めるのではないでしょうか。

今回のブログからは4回にわたり、「花粉症改善の鍼施術」をテーマにお届けします。

特に、以下のようなお悩みを持つ方にとって、鍼灸がどのような助けになれるのかを詳しくお話ししていきます。

  • 毎年薬を飲んでいるけれど、眠気がつらい
  • 妊娠中や授乳中でできるだけ薬を控えたい
  • 薬を飲んでも鼻の詰まりがすっきりしない

第1回のテーマは、なぜ花粉症対策には「2月からの準備」が欠かせないのか、その理由についてです。

花粉症の症状を左右する「体のコップ」の法則

花粉症のメカニズムを説明する際によく使われるのが、体のなかに「コップ」があるという例えです。

体内に入ってきた花粉(アレルゲン)という水が、コップに少しずつ溜まっていき、ついに縁を越えて溢れ出したとき、くしゃみや鼻水といったアレルギー症状が引き起こされます。

2月は、まさにこのコップに水が溜まり始める時期です。まだ溢れてはいないけれど、じわじわと水面が上がっている状態。ここで大切なのは、溢れ出してから慌てて水を汲み出す(薬で症状を抑える)のではなく、そもそも「水が溢れにくいコップの状態」を今のうちに作っておくことです。

鍼施術には、このコップの容量を整え、外からの刺激に対して過敏に反応しすぎない体質へと導く力があります。

2月の鍼施術が体にもたらす「3つの大きな変化」

2月のうちから鍼施術を開始することで、体の中では春に向けた準備が始まります。具体的にどのような変化が期待できるのか、3つのポイントで解説します。

1.免疫の暴走を抑える「ブレーキ」をかける

花粉症の辛い症状は、免疫機能が花粉に対して過剰に反応してしまうことで起こります。

仕組み  鍼の刺激は、リラックスを司る「副交感神経」を優位にする働きがあります。
メリット  自律神経のバランスが整うことで、免疫のパニック状態をなだめる「ブレーキ」が効くようになります。結果として、花粉が飛散しても過敏に反応しにくい状態を作ります。

2.粘膜の「バリア機能」を底上げする

鼻や目の粘膜は、外敵から体を守る最前線です。冷えが残る2月は血行が滞りやすく、このバリア機能が低下しがちです。

仕組み  全身の血流を改善することで、粘膜の隅々まで栄養と酸素を届けます。
メリット  粘膜の状態が健やかに保たれることで、花粉が付着しても炎症を起こしにくくなり、鼻水や目のかゆみの軽減につながります。

3.花粉を跳ね返す「防衛力」を養う

東洋医学では、体の表面を薄いベールのように覆い、外敵の侵入を防ぐエネルギー(気)の力を重視します。

仕組み  全身の調整を行うことで、冬の間に低下していたエネルギーを呼び覚まします。
メリット  今のうちからこの防衛力を充実させておくことで、花粉を跳ね返せるしなやかな体を目指します。本格的なシーズンに入ってからの負担が、ぐっと軽くなることが期待できます。

薬に頼りたくない方へ。鍼が選ばれる理由

現代の薬は非常に優秀で、辛い症状を素早く抑えてくれます。しかし、眠気などの副作用があったり、体質によって服用を制限される方も多いのが現状です。

鍼施術は、化学物質による一時的な抑制ではなく、体本来が持つ調整力を引き出すアプローチです。そのため、以下のような方々に特に選ばれています。

  • お仕事で運転をされる方
  • 受験を控えた学生さん
  • お薬の服用を慎重にしたい妊娠中・授乳中の方

    2月のうちから土台を整えておけば、いざピーク時を迎えた際にも「例年より薬の量が少なくて済んだ」「症状が軽くて楽だった」という実感を持ちやすくなります。

今年の春を、笑顔で過ごすために

だいゆうどう鍼灸院・接骨院では、患者様お一人お一人の体質や、その日の体調に合わせた施術を行っています。花粉症は、一度なってしまったら一生付き合わなければならないもの、と諦める必要はありません。

早めのケアで体の準備を整えれば、春の訪れを心から楽しめるようになるはずです。あなたの「体のコップ」を、今のうちにしっかりと整えていきましょう。

次回予告

次回のブログでは、多くの方が今まさに直面し始めている「鼻のムズムズ」や「目のかゆみ」といった具体的な症状にフォーカスします。

花粉症の時期、顔の周りでは一体何が起きているのでしょうか? 実は、鼻や目の粘膜が炎症を起こすと、顔の筋肉が緊張し、血流が「交通渋滞」のような状態に陥ってしまいます。この滞りこそが、頑固な鼻詰まりや、目が開けられないほどの重だるさを引き起こす大きな原因の一つです。

  • なぜ、鍼をすると鼻の通りがその場で変わるのか?
  • 目のかゆみや腫れぼったさを和らげるための「意外なポイント」とは?
  • 顔の症状なのに、実は「首と肩」が重要なカギを握っている理由

など、当院が実際に行っているアプローチの仕組みを分かりやすく解説します。

「薬を飲んでも鼻がスッキリしない」「目がショボショボして仕事に集中できない」と悩んでいる方は必見の内容です。どうぞお楽しみに!

こちらもどうぞ!

  1. 深まる冷え込みと体内の乱れによる『早朝覚醒』

  2. 寒暖差と自律神経の乱れが引き起こす『入眠障害』

  3. 冷えとストレスが原因?冬に悪化しやすい頭痛・肩こりのメカニズ…

  4. 半月板損傷はなぜ、痛みが戻ってしまうのか?

  5. 【夏の体調管理の最終兵器】お灸で目覚める自然治癒力!胃腸から…

  6. 笑顔の赤ちゃん

    お子様の健やかな成長をサポート!「認定小児はり鍼灸師」とは?…

PAGE TOP